WANG'S PROFILE WANG'S PROFILE

WE LOVE YOKOGAWA

YOKOGAWAの技術力、信頼性をベースに、
他ではできない新しいことに挑戦できる。

研究開発/プロセスシステム工学専攻
[ 2018年入社 ]

WANG'S PROFILE

経歴
中国、西安生まれ。子どもの頃から日本の漫画やアニメに親しむ。
中国の大学で材料科学専攻を卒業後、日本へ留学し、大学院(修士課程2年、博士課程3年)でプロセスシステム工学を研究。
卒業後、横河電機に入社。現在、YOKOGAWAのシミュレーター技術を利用した化学プロセスのモデルの構築を担当。
学生時代
中国の大学時代に熱中していたのは、バスケットボール。チームに所属し、毎日練習に励んでいた。日本ヘ留学後は、プロセスシステム工学をテーマとした研究一色の日々に。最初は日本語で論文を書くのに苦労したが、次第に文章力が向上。国際学会で最優秀口頭発表賞や優秀論文発表賞を受賞するなど、目覚ましい成果を上げた。

大学で学んだこと × 現在の仕事

プロセスシステム工学 × 研究開発

基本的な部分で役立っているのは、大学時代に学んだ化学や工学に対するセンス。お客様の製造プロセスを見て、おおよそどんなものかをつかむことができます。また、統計学と化学工学を融合した分野の研究に取り組んでいたことが、データ解析やディープラーニングを理解する際、大いに助けになっています。文献調査で読む文献は英文文献がほとんどなので、大学院時代に英語で論文を書いた経験が活用できています。しかし、現在の仕事に求められる最も重要なことは、「難しいことを、人にいかに簡単に説明できるか」。これには、大学院の研究時代に国際学会でさまざまな人たちに向けて自分の研究を発表した経験が生かせています。

YOKOGAWAを選んだ理由

“自分が追求したい仕事ができる会社”

就職先を決めるに当たって、実際に職場に入って、自分で実感した方がいいと思い、2社のインターンシップに参加しました。1社は、子ども時代の夢だった、「ものづくり」を担う化学メーカー、一つは、大学時代の研究テーマだった、「ものづくり」をうまくコントロールする仕事を担う会社である横河電機です。横河電機については、学生時代から製品を知っていたし、『横河技報』も研究の参考にしていたので、元々、気になっていました。2社の現場に1カ月程入り、業務内容や職場の雰囲気を感じてみて、やはり横河電機のほうに興味があるなと納得し、入社を決めました。

It’s MY ACTION!

お客様、大学、横河電機の三者共同研究で、「試験管を振らずにコンピュータ上で材料設計から生産までを実現すること」に取り組んでいます。具体的には、横河電機の技術を利用し、現実世界のプラントの挙動を仮想世界(シミュレータ)で再現させるプラントモデルを構築しています。そうした中、現実世界と仮想世界をリンクさせるところ、センサー、伝送器など横河電機の製品から収集したデータを、機械学習やAIによって解析しています。この研究が実用化されると、プラントの未来の動きを予測することができ、それを現場にフィードバックすることで、安全・安心な操業、最適な運転条件、効率的な生産が実現できます。また、お客様が新材料を開発する際には、実験室で試験管を振り、パイロットプラントで試行錯誤するプロセスが必要ですが、仮想世界で構築したプラントモデルを活用すれば、このプロセスを省くことができ、大幅なコスト削減が実現できます。将来的に、IIoT(Industrial Internet or Things)の進化とともに、プラントの現実世界と仮想世界を高度に融合させ、プラントのモデル化とプラントのスマート化を発展させていきたいと考えています。まだまだ課題は尽きませんが、プラントのデジタル全体図を一番上から見てつくるという、最先端かつ、まだ誰も見ぬ未知の仕事への挑戦にわくわくしています。

 

1日のスケジュール

タイムスケジュール表 タイムスケジュール表

ONとOFF

ONの様子(写真)
実験室でYOKOGAWAのシミュレータ技術を使って、化学プロセスのモデリングを試みる。
OFFの様子(写真)
学会参加で鹿児島大学に行き、鹿児島の観光スポットを散策