プロセスシステム工学 × 研究開発
基本的な部分で役立っているのは、大学時代に学んだ化学や工学に対するセンス。お客様の製造プロセスを見て、おおよそどんなものかをつかむことができます。また、統計学と化学工学を融合した分野の研究に取り組んでいたことが、データ解析やディープラーニングを理解する際、大いに助けになっています。文献調査で読む文献は英文文献がほとんどなので、大学院時代に英語で論文を書いた経験が活用できています。しかし、現在の仕事に求められる最も重要なことは、「難しいことを、人にいかに簡単に説明できるか」。これには、大学院の研究時代に国際学会でさまざまな人たちに向けて自分の研究を発表した経験が生かせています。
“自分が追求したい仕事ができる会社”
就職先を決めるに当たって、実際に職場に入って、自分で実感した方がいいと思い、2社のインターンシップに参加しました。1社は、子ども時代の夢だった、「ものづくり」を担う化学メーカー、一つは、大学時代の研究テーマだった、「ものづくり」をうまくコントロールする仕事を担う会社である横河電機です。横河電機については、学生時代から製品を知っていたし、『横河技報』も研究の参考にしていたので、元々、気になっていました。2社の現場に1カ月程入り、業務内容や職場の雰囲気を感じてみて、やはり横河電機のほうに興味があるなと納得し、入社を決めました。